2018/08/02 カテゴリー:ブログ
八月に入って、さらに暑さが増してきてますね。暑さで体温が上昇すると、体にこもった熱を外に逃がして体温を下げようと、皮ふの血管が広がります。すると全身を流れる血液の量が減り、血圧が下がり脳への血流が減少します。こうした血流や血圧の変化が生じることで、顔面から血の気がなくなり、めまいや立ちくらみ、一時的な失神といった症状へとつながります。呼吸の回数も増えて、脈は速く弱くなり、唇のしびれなども見受けられます。めまいや失神だけが起こることは少なく、全身の倦怠感(だるさ)とか吐き気・嘔吐、頭の痛みなども起こる事があります。こういった症状では、脳への血流が損なわれるために、一時的に気を失い、突然バタンと倒れるようなケースがよく見られます。熱中症の初期症状であるめまいや立ちくらみ、一時的な失神などを生じたときには、クーラーの効いた屋内や涼しい日陰で休ませて、服を緩めて風通しをよくし、体を冷やして、適切に水分を補給すれば、多くの場合は軽快します。しばらく様子を見てみましょう。夏場の屋外や熱のこもる室内での活動する場合には、こまめに休息と水分補給を行って、めまいをはじめとする熱中症の予防をこころがけましょう。
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