2019/05/14 カテゴリー:ブログ
日常生活の中で身近に大怪我をしてしまう可能性がある事は転倒ですが、油断から人は転ぶ訳ではなく、転びやすい身体の状況が作られている事が殆どなのです。
身体のバランスは重心が非常に大切ですが、転びやすい人は重心がどうなっているのかといいますと背中では後ろに肩は前にと頭の付近での重心が乱れ、その影響から足元での重心はつま先に向かった結果転びやすい状況が作られています。
そこから何が起こるのか、つま先重心になっている時は猫背になっています。もちろんスポーツをする場面でのつま先重心とは違って日常生活の中で起こっている姿勢ですが、この状態であると脚が非常に上げ難くなっています。猫背姿勢の自覚が無い場合でしたらわざと酷い猫背姿勢を作ってみて、足のどの辺に体重が乗っているのかを確認して、そして猫背のまま歩いてもらうと脚が非常に上げにくい事が実感できると思います。わざと悪い姿勢にすると解りやすいのですが、急に姿勢が変わる訳では無いので重心の移動などを気付く事が難しいのです。脚が上げ難いという事はそれだけ躓いてしまう可能性が高くなっている事でもあります。
姿勢の変化から転びやすくなる事のお話しをさせては頂きましたが、自覚が無い場合も多く、そこから自分は大丈夫と思う事と思いますが、自覚が無い事が良い事とは限りません。一度脚を上げてみて、しっかりと上がるか確認をして自身の状態を把握してみましょう。
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